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2024/04/22
トレーニング
整体
筋膜リリースとストレッチ:柔軟性向上の違いと効果
こんにちは!身体プロデュースサロンmilieu大森です。
今回は「筋膜リリース」と「ストレッチ」についてお話しをしていきます。
最近では、健康意識の高まりからこの言葉を耳にする機会も増えていますね。
しかし、これらの二つを正しく使い分けている方はまだ少ないかもしれません。
この記事では、それぞれの違いや効果を理解し
柔軟性を格段にアップさせるための方法をお伝えします。
筋膜リリースとは?体のサポーター「筋膜」にアプローチ
まずは、筋膜リリースについてです。
「筋膜」とは、体の中で筋肉を包んでいる、ぴったりした洋服のようなもの。
”筋繊維”や”筋肉”を包み込み、体全体に広がっている網目状の構造を持っています。
この筋膜が何らかの原因で緊張したり、癒着したりすると
筋肉の動きが制限され、硬さや痛みを引き起こします。
また、筋肉が動くときに筋膜がしっかりとサポートし
筋肉の伸び縮みの動きを筋膜がしっかりと支えてくれています。
筋膜があるおかげで、体が柔軟でしっかりと動くことができるのです。
そして、筋膜リリースはその筋膜にアプローチすることを目的としてます。
指圧や専用の道具(例:フォームローラーやテニスボールなど)を使って
筋肉や筋膜の緊張やコリを緩めていきます。
筋肉や筋膜の奥深い部分にアプローチし
硬くなった組織をほぐすことで柔軟性を向上させる効果があります。
これにより、筋肉の動きがスムーズになり運動効率が向上します。
ストレッチ:筋繊維へのアプローチ
一方、ストレッチは筋肉を伸ばして柔軟性を向上させることを目的とします。
筋肉の中の細い糸のような筋繊維が伸びるようになり、
これによって、筋肉が伸びやすくなります。
イメージとしては、ゴムバンドを引っ張って伸ばすときのような感じです。
また、ストレッチをすると、筋肉の周囲にある結合組織や血管も伸び緩み柔軟性が向上します。
これらの変化が重なって、筋肉が柔らかくなり、柔軟性が上がり
そして、関節の可動域が広がりっていき、運動時のパフォーマンスが向上していくのです。
ストレッチには
静的ストレッチ(一定の姿勢で筋肉をゆっくり伸ばして保持するもの)
動的ストレッチ(体を動かしながら筋肉を伸ばす方法)
などの方法があり、筋肉の柔軟性を高めることだけでなく、
筋肉の伸張反射を利用して筋肉をリラックスさせることにもあります。
筋膜リリースとストレッチ:補完的な関係
では、なぜ筋膜リリースとストレッチの両方が重要なのでしょうか?
実は、これらはお互い補完し合う関係にあります。
筋膜リリースによって筋肉や筋膜の緊張を緩和した後、
ストレッチを行うことで筋肉の柔軟性を向上させることができます。
逆に、ストレッチを行った後に筋膜リリースを行うことで、
筋肉の伸びをさらに効果的に引き出すことができます。
つまり、筋膜リリースとストレッチを組み合わせることで、
より効果的な柔軟性向上が期待できるのです。
このように、筋膜リリースとストレッチはそれぞれ異なるアプローチを持っています。
日常生活での筋膜リリースとストレッチの重要性
デスクワークやスマホの使用によって猫背や姿勢が悪くなっている方も多いでしょう。
こうした場合、筋膜リリースとストレッチを行うことで筋肉のバランスが整い
正しい姿勢を維持しやすくなります。
また、疲れた筋肉が硬くなるのを防ぎ、緊張を緩和することで、
血流が良くなり浮腫みの予防にもつながります。
皆さんもぜひ、柔軟性向上のために筋膜リリースとストレッチを取り入れてみてください。
きっと、その効果に驚くことでしょう。
また、ご質問や疑問があれば、いつでもお気軽にお問い合わせください。
皆さんの健康とフィットネスのサポートを心よりお待ちしています。