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2025/07/02
トレーニング
整体
物を取るとき、腰を曲げていませんか?筋力や柔軟性が落ちているサインかも…!

ふとした瞬間、床に落ちたものを拾うとき。気づいたら「しゃがまずに、腰だけ曲げて」取っている。そんなこと、ありませんか?
この動作、実は「脚の衰え」や「股関節の硬さ」のサインかもしれません。
日常の動作に潜むクセには、身体からのメッセージが隠れています。
今回は、しゃがまずに腰を丸めて物を拾うクセについて深掘りしていきましょう。
なぜ、しゃがまずに腰を曲げてしまうの?
このクセには、以下のような原因が考えられます。
まずひとつ目は、太ももの筋力低下。
しゃがむという動作には、太ももの前側(大腿四頭筋)や裏側(ハムストリングス)
そしてお尻の筋肉がしっかりと使われます。
これらの筋肉が弱っていると、しゃがむのがしんどくなり、自然と腰を丸めてしまうのです。
もうひとつは、股関節の硬さ。
股関節がうまく曲がらないと、体を前に倒すときに「腰」を頼るしかありません。
すると、腰椎への負担が増え、腰痛のリスクも高まります。
さらに、姿勢のクセも関係しています。
長時間座っていることが多い生活スタイルでは
骨盤まわりの筋肉が硬くなり、正しくしゃがむ動作がしづらくなります。
このクセによる体への影響は?
腰だけを使った前かがみの姿勢は、一見ラクなようでいて、実は腰に大きな負担をかけています。
その結果
● 慢性的な腰痛
● ギックリ腰のリスク
● 筋力低下によるバランスの悪化
といった不調に繋がる可能性もあるのです。
また、脚の筋力が衰えると「転びやすくなる」「疲れやすくなる」「階段がしんどい」など
生活の中での不便さが増していきます。
じゃあ、どうすればいい?
まずは、自分の動きを観察することが第一歩です。
床の物を取るときに「無意識に腰だけで曲げている」自分に気づいたら
以下のことを意識してみましょう。
1.膝をしっかり曲げてしゃがむクセをつける
脚全体を使って体を下ろすように意識します。
最初は面倒に感じるかもしれませんが、習慣にしていくと自然にできるようになります。
2.スクワットなどで太ももとお尻の筋力をアップ
特に椅子からの立ち座りを意識して丁寧に行うだけでも、十分なトレーニングになります。
3.股関節ストレッチを取り入れる
あぐらの姿勢で前に倒れる、寝た状態で膝を抱えて左右にゆらすなど
無理のない範囲で行いましょう。
知っておきたい!「しゃがめる体」は若さのバロメーター
しゃがむという動作は、実は体のさまざまな機能がバランスよく働いてこそできる動きです。
・脚力
・柔軟性
・バランス感覚
どれかが欠けても、うまくしゃがめなくなります。
しゃがむクセがないまま放っておくと、体の老化を加速させてしまう可能性も。
逆に、正しいしゃがみ動作を意識できるようになれば
脚力も保たれ、腰への負担も軽減され、姿勢も良くなります。
まとめ
床の物を取るときに、しゃがまず腰だけ曲げるクセは「脚力や柔軟性の衰え」のサインかもしれません。
そのまま放っておくと、腰への負担や将来的な転倒リスクにつながる可能性も。
「しゃがんで拾う」を当たり前にすることで、毎日の動きが変わり、体の状態も変わっていきます。
ぜひ、日常のちょっとしたクセに目を向けて、未来の自分の体を守るきっかけにしてくださいね。
身体プロデュースサロン milieuでは、こうした動作から体のクセを読み取り
必要な筋肉や柔軟性を整えるサポートを行っています。
「私も当てはまるかも…?」と思った方は、お気軽にご相談ください。